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秋の夜長に
キャンドルを育てよう

夜がだんだんと長くなってくるこの時期、おうちでキャンドルを灯して楽しんでみませんか?今回はキャンドルを『育てる』ということについて紹介していきます!

キャンドルを『育てる』とは?

キャンドルに火を灯すと、だんだんとロウが溶けていき、形が変化していきます。同じ形や同じ素材のキャンドルでも、灯した時の環境や灯す時間の長さによって、全く違う溶け方をしていきます。

キャンドルがだんだんと変化していく姿を楽しむことを、キャンドルを『育てる』と表現します。

燃焼時間の長いキャンドルは、燃焼範囲を考えたり、芯の手入れで火の大きさを調整するなど、手をかける事で自分の好きな形に育てる事が可能です。

今までキャンドルをただ灯すだけだったという方も、「キャンドルを育てる」を意識してみてください。きっと愛着が湧きますよ!

キャンドルを育ててみよう

グラデーションキャンドルの画像

今回はグラデーションキャンドルを例としてみてみましょう。

まず、キャンドルを上手に育てるには、初回点火時の燃焼範囲が大事だと言われています。

グラデーションキャンドルの中に火を沈めて、ロウの壁から灯りが透けるような状態を作りたい場合(ランタン状と言います)、最初の燃焼で端から1㎝くらい溶けていない部分を残し、消火します。次回以降、初回の燃焼範囲に影響されて溶けていき、キャンドルの中に火が沈んでいきます。

反対に、壁が残らないくらいに長時間灯すと、ロウが流れ出たり、ゆがんだりして、不思議な形を生み出し、それもとても面白いです。

どの範囲まで溶かせばどのような形になるかだんだんとわかってくるので、キャンドルをお世話している、まさに育てている感覚になっていきます…!

ランタン状に育てる

火がついたグラデーションキャンドル 火の消えたグラデーションキャンドル

初回の燃焼範囲で、端から1㎝程のところまで2時間程度灯しました。

溶けたロウは自然に固まりますが、今回は撮影のため早くランタン状にしたかったので、溶けたロウを捨てています。

※溶けたロウはシンク等には絶対流さないでください。ロウが冷えて固まり、シンクを詰まらせます。紙コップや丸めた新聞紙などの紙にロウを流し、可燃物として処理してください。行う時は、ロウが熱くなっているため、火傷に注意してください。

芯を5~7mmにカットしたキャンドル

ロウを捨てると、本来溶けたロウに埋もれる部分の芯が出て、芯が長くなってしまうので、 5〜7mm程度のサイズにカットします。

大体次回からは1時間程度で燃焼範囲が初回と同じサイズになっていきます。

2~3時間燃焼して空洞ができたキャンドル

これは初回以降の燃焼時間を2〜3時間で灯しているものです。

燃焼時間を長めにすると、溶ける範囲が広くなるので歪みが出てきますが、それもまた面白い形を生み出していきます。

長時間燃焼して歪んだ空洞ができているキャンドル 6時間ほど燃焼してランタンのような形になったキャンドル

ロウを捨てながら、大体6時間くらいでこのくらいのランタンの形になりました。

毎日1時間くらい灯し、ロウを捨てないで育てると、ここまで16時間くらい楽しむ事ができます。

他にも、このスフィアキャンドルもランタン状にしていくと、とてもきれいに灯りが透けていきます。

惑星のような形をしたスフィアキャンドル 火を灯したスフィアキャンドル

いかがでしたか?キャンドルも楽しみ方を知っていれば何倍も面白いインテリアになります。せっかくの夜長なので、ぜひキャンドルを育ててみてください。

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